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2011年8月の記事

2011年8月31日 (水)

図書館を利用して扇子をもらえました

近くの図書館で、7月8月の2か月間に8回、
本やCDの貸出で利用したら扇子をプレゼント
というキャンペーン(?)をやっていました。
私はわりと頻繁に図書館を利用するので、
そのくらいは該当しそうだと思いキャンペーンに参加しました。
そして、29日にめでたく8回目の利用となり
扇子をもらいました!
図書館を利用するのには料金もいらないし、
ただいつもと同じ行為をして賞品をもらえるんですからいうことない〜。
ほねもちゃんと木でできた扇子でしたし、ありがたいわ〜。

2011年8月29日 (月)

書く生活の充実

吉村昭『時代の声、史料の声』を読んだ。

ブログを書くのにも役立ちそうな部分があった。

正確な引用ではなく大意だが・・

文章を書くときに、

まず、ゴールを決めることが大事だ。

それから、

→ネタ出し→グループ分け→タイトル決め→通過地点を設定

という手順が良いという。

ブログはそんなに長い文章とはかぎらないが、

この手順を意識すると進めやすそうだ。

そして、速く書くことが大切。

文章の流れはそれほど緻密なものでなくてもかまわない。

多少無理があるかも、という論理であっても

ふんばって遠慮せずにガンガンと攻めていく練習をすると

文章を書くのがだんだん速くなってくる。

速度は非常に大切!

また、書く生活と書かない生活では、

くらし方、ものの見方に変化が出てくる、

というところは、

ブログを書く意義を裏付けしてもらってる感じです。

話を再構成して書いてみることは、

なんといっても文章の練習になる。

さらに、「引用ノート」を作って、

惹かれた理由とともに書いておくのがお勧め。

私もこういうノートを作って

自分の精神的な記録にしたいな〜と思う。

メモの類は整理が下手で

あちこちに散らばっちゃう癖がある。

井上ひさしさんが進めてたノートは、とにかく日付順。

自分が読んだもの触れたもので

「ん?」

と思ったものを順に一冊のノートに書いていく、という方法。

何かごとに分けたりしちゃうと、

あとで自分でもどういう基準で分けたのかわからなくなってしまう。

これなら一般人のわたしも採用できそう。

文章を書くとき、とかく途中途中で推敲推敲・・

とやりすぎて、速度が非常に遅かったのは自分の欠点だと感じる。

とにかく、今日より明日ちょっとだけうまくなればいいんだ、

という気持ちで書けばいい、

と和多田進先生がおっしゃっていた。

書く生活を充実させるために助けになる言葉のいろいろでした。

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2011年8月28日 (日)

大森〜蒲田界隈の昭和ばなし

東京の南部・大森に住んでいる。

住んで1年にもならないけど、または、ならないので、

この辺りは昔どんなだったのか興味がある。

近い昔について知る人たちに聞いたりする機会が

それほどあるわけでもない。

そんなことを思いながら図書館の本棚の間を歩いていると

『古董屋アルジの時代ばなし』という本が目にはいった。

P1020529
何気なく開いてみた。

蒲田で「翠石堂美術店」

という店をやっていた高橋功一さんという方が

永年書きためたものを本にしたもののようだ。

平成4年の刊行。

口絵に昭和20年代30年代の商店街の人々や工場の人々、

蒲田駅50周年記念アーチの写真なんかが載っていて

その頃の大田区の空気を吸った人の生の姿を感じる。

詩吟や浪曲に合わせて踊る「組踊り」を披露する

衣装姿の著者が決まっててかっこいい。

こういう義士外伝や近藤勇などを

結婚式や何かの会で踊るのって見ないな〜最近。

近くの平和島駅辺りの商店街の由来なんかが書かれていた。

戦前まで、大森随一を誇る商店街で、

毎日お祭りのように夜店が出そろって賑やかだった。

照明灯のカーバイトが夜空を明るくするほどだったと。

カーバイトはいまの露店用の裸電球の代用品。

露店を取り仕切っていた土地の親分は平林角蔵といい、

地元にある海難供養塔建立に貢献して名をとどめているとのこと。

いつの海難だろう。調べてみよう。

そういえば、この本を借りた図書館の脇になぞの石灯籠があって、

よくよく説明板を読んでみると、

戦前には海岸のほうにあった灯籠で

地震で上のほうや一部が欠けてなくなって

近くの寺に置かれたりして転々としたあと、

復元して今の場所に落ち着いたということ。

気をつけてみると日常通る場所に過去の名残りがあるんですね。

大正7年に東海道が拡幅される話が持ち上がったとき、

その商店街・美原通りの人々が

立ち退きに反対して道路はその西側に新設されたとのことです。

明治5年に鉄道が開設されたときも

郊外の一寒村だった大森は海苔採取と麦藁細工に明け暮れる場所で、

オカジョウキは煙を出し、ローガイ(肺病)になるし、

火花で火事がおきるから

線路が通るのをふせがにゃならないと運動したんだそうで。

近くの平和島駅あたりが昔どんなふうだったかのか

想像するよすがになって楽しいものです。

戦後、20年代から30年代の初めごろには、

大森白木屋の人形売り場の売上は

大森海苔業者の今年の出来具合の景気で左右されたほどだった

という話なんかも

書いておかないと誰にもわからなくなってしまうことだな〜と思う。

聞き書きっていう活動があって興味をもっている。

この高橋さんのように自分で書いておける人はごく少数で、

多くの人はだれかが尋ねれば語ってくれるけど、

そうじゃなければ記憶をそのままあっちの世へ持って行ってしまう。

聞いて残しておきたいことが身近にたくさんある。

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2011年8月27日 (土)

座布団についた猫の毛を簡単にとる道具を見つけました

昨日書いた一毛打尽の使用の様子を写真でご紹介
座布団の表面はだいたい1〜2日でこんな感じに。↓
P1020517
写真がへたで少し不鮮明ですが、白い毛がいっぱい貼り付いてます。
でも、まあ、「まだ見るからに毛だらけ」ってとこまではいってない程度・・
そこで、表面に「一毛打尽」をあてて、手前を少し上げるように角度をつけて、向こう側からこっち側へ「サ〜ッ」と引きます。
P1020519
すると、一回で、こんな感じに毛が集まります。
P1020518
見えていた以上にたくさん集まった感じがします。
座布団一面をひと通り「サ〜ッ」「サ〜ッ」とやると、
こんなふうに毛が集まって簡単に手でとれました。
P1020522
電気も電池も必要なくてこんなにさっぱりと毛がとれる道具があるなんてうれしいです。

省エネルギーにもたいへん貢献できるし、電気代節約にもなりますわ〜。

うちはとくに掃除機がなくて困っていたのですが、

これで掃除機なしでいける?

・・かどうかはわからないにしても、

こんなにちっちゃくて(9.5センチメートル四方)

取れ方が目に見えてすばらしいので、かなり使えると思います。

2年使った人の話がHPにでていましたが、

2年使っても消耗していなくてまだ使えるそうです。

これは感心すべき長持ち道具ではないでしょうか?

材料は何でできているかというと、

本体:発泡ゴム とあります。

低反発座布団ぐらいの固さです。

直射日光の当たる場所で劣化することがあるとのことです。

また、「一毛打尽 カーペット用」という大きいサイズで柄のついた製品もあるそうです。

一毛打尽/車・室内用【ペットの毛もホコリもこれで“一毛打尽”】
クルマのシート・自宅の布ソファやカーペットなどに絡みついた毛・ホコリを強力にかき出して束状にまとめます。
1,029円

2011年8月26日 (金)

猫の毛がよく取れる掃除用具を見つけました

猫の毛が座布団やラグについてしまったのが、よく取れませんでした。

実はうちには今、掃除機がなくて、

軽くて吸いこみが良いものを探して買おうと検討中です。

でも、検討している間も猫の毛は座布団にたまっていくわけで・・

表面が真っ白けに・・
catface

高い買い物だし、妥協はできん!

と思っているうちにも、さらに表面は真っ白けに〜
catfacecatface

そしてきょう、夕方の雨に降り込められている間に

掃除用具売り場で発見したのが

「一毛打尽」という商品!

半信半疑ながらも1050円なら試しに買うのもありかな、

ってわけで購入。

傘を持っていかなかったため結局、駅から傘なしで走って帰ってきて、

ずぶぬれになったのをささっと拭く間ももどかしく、

すぐに実験。

その効果は、予想以上だったのです。

昔あったエチケットブラシをイメージしていたんですが、

似ているけど効果はあれ以上でした。

ちょっと写真を載せる間が今ないので回を改めたいと思います。


2011年8月25日 (木)

中川政七商店のティッシュケースカバーを買いました 

ティッシュケースカバーが古びたので新しいものを買うことにしました。

毎日身近にあってなにげなく手で触れるので

よく見るといつの間にか汚れていたり生地がよれていたりしますね。

探しているとき、ちょうど中川政七商店 さんの商品と出会いました。

ちょっと前までは、ティッシュケースカバーなんてどんなのだっていいや、

という気持ちでした。

ところが、この頃は、手許に置く些細なものこそ

気に入ったもの、良き物にしたい、

いつも使う物から、貧乏でも小さな満足感が生活の中に生まれてくるんだ、

なんて思うようになりまして。

P1020481
このカバーを見たとき、素材と色の両方にとても惹かれました。

今までの経験から、良いものは飽きないと感じるし、

目や手触りで手作りの物をいつも味わうのは、

感性磨きにも悪くないんじゃいかなどと考えて購入しました。

いつかお会いした友禅作家さんが、

「自分のまわりの何割が手作りのものか、と考えてみてください」と

言っていたのも思い出しました。

P1020482
赤の色の典雅さ、花唐草模様の古風な品格、

日々使っているうちにいろいろな芸術品への想像も広げてくれます。

着物や法隆寺の古代切れなど・・

機能としては文句ありません。

入れ替え時の手間は楽です。

P1020487
短い辺からまず入れて脇から長い辺のゴムをかければすぐにできます。

今もっとも多い厚みのティッシュペーパーの箱に合うサイズなので

大きさが余ってダブついてしまうことはありません。

はずしたときも、麻特有の固さのおかげで

形がしっかりついているため箱に再び入れるのがらくです。

P1020485

中川政七商店 さんでは、

現在も江戸時代の奈良晒と同じ製法で生地を作っているそうです。

そうすると生地を作るには機械で作るのに比べ

はるかに多くの人の手と多くの時間を要します。

それでも昔からの製法で作られた生地にしかない良さ、

温かみ、誇り、味があるとの考えから、

自信をもってそれを続けているとのことです。

その辺りにも共感するのがこのお店のお客さんになる理由でしょうか。

P1020489 中川政七商店

2011年8月22日 (月)

大森海辺の古き時代と現状

P1020444
雨がほぼ上がっていたので自転車で近所を散策。

同じような人たちで、商店街はけっこうにぎわっていました。

銀行の通帳に記帳したくて、

ま、この際、三井住友銀行がこの界隈でどこにあるのかも

ちょっと探してみようというつもりもあってあちこちしました。

最寄りの大森町駅前にはない模様。

ではとなりの梅屋敷もすぐだからと足を伸ばしてみることにする。

梅盛会商店街を行くが、東口には見あたらず、

〜そういえば、この商店街の喫茶店「琵琶湖」(?)がセピア色の喫茶店の紹介みたいな本にのっていたのでいってみようと思ってなかなか行けません。〜

とうとう線路を越えて西口へ。

ここにも昔からやってそうな魚屋さん八百屋さん小スーパーが

あってひとつの商圏が形づくられていました。

昭和30〜40年代に栄えたと思われる

二階建ての木造アパートも散見されて

古いもの好きなわたしなどには見応えあります。

産業道路ぞいにもまだ看板建築風な家屋が残っています。

中でも写真の家は、貫禄で突出していました。

部分的に荒れているので空き家? と思いましたが、

以前、店の出入り口だったらしき場所は

きれいに片づいて火鉢なんか置かれています。

今は??営業していてもこの家屋じたいは主な窓口ではなさそうです。

だいたい商売もなんだかはわからないけれど、

運送業か、海苔問屋か?という感じでしょうか。

こんな家屋で商売をしていた時代をこの目で見てみたいです。

三井住友Bの自動機は梅屋敷の西口にありました。

帰り道わからなくなりながら、自転車散策を楽しみました。

大森駅近くで、二階建て木造アパートというか下宿屋さんが

壊される光景を最近目にして惜しいと思いました。

建物の活用方法を提案しあえるような機会があればと思います。

小さなお店をやりたい人々が集まって

建物ごと商店街にしたりすると楽しいと思うんだけど。

周りにもっと人がたくさんあつまる観光資源があるところや、

原宿みたいな場所でもないと難しいんですかね〜。

土地が高いからマンション業者にみんな買われてしまうんですね〜。

マンションばっかりの地域って魅力ないんだけど本当は。

マンション作るにしても空いてるところ

全部アスファルト、駐車スペースっていう

脳のないプランはやめてほしいですね。

地主さんも代替わりしたりして古い建物が建ったまま

その土地を持ち続けられる人はそう多くないんでしょう。

私がみたその場所は、下宿屋さんに隣接する通り沿いには

看板建築の空き店舗が並んでいたんですが、

一緒に壊される運命のようです。

いつかは消えるのが万物の運命だから

古い物古い物と固執しているのは空しい悲しみなのかもしれません。

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2011年8月19日 (金)

麻のブックカバー

台所の片隅に作った

「ひとり用なんでもお楽しみカウンター」

とでも言うべきコーナー。

毎日絶えず向かってます。

P1020388

ラジオが左端に置いてありまして、

スイッチを折々入れて気分を変えたりしています。

この効果はけっこう大きくて、

ちょっとお茶を飲みながらお話や音楽を聞いてボーッとしていると、

それだけで、ごく短時間で気分がそれまでとは違う方向へ飛んで行きます。

目からではなく、心の中の目で何かを見るからでしょうか。

朗読なんかをやっているのにぶつかり、かなりの感動を受けることもあります。

英語講座を聞いたり、読書したりすることもあります。

読書といえば、

「おとなのブックカバー」

とでも呼びたいブックカバーに出会いました。

手紡ぎ手織りの麻ブックカバー

P1020412

麻の風合いが心地よく、

そして、背の真ん中に印伝の施された皮がついた渋い色合いのカバーです。

外側が渋くて、内側は鮮やかな朱色っていうのも着物の発想と似ていて粋です。

芯がはいっているので、持ち歩いてもクタクタにならずしっかりしています。

私が買ったのは上が臙脂、下が生成り。

上下の縫い目もパッチワークのようにきれいに処理してあります。

そして、栞がついているのもうれしさのひとつ。

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電車の中で栞を落としちゃうこともなくなり安心です。

栞の先には、藝が細かく印伝の端切れ(?)が縫いつけてあります。

こういうところに心を入れて作ってあるものを使いたいものです〜。

P1020413
いま私は、いつも手許で使うメモノート(デザインフィル ミドリカンパニー製)を入れて使っています。

手に触る麻の感触が気持ちいいです。

享保元年創業の麻もののお店だけのことはあるhappy02というわけです。

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麻ファンでなくても「麻っていい」感をわかってもらえると思います。

手紡ぎ手織りの麻ブックカバー

ハンカチを箪笥香とともに入れておくと、ほのかな匂いが移り、使うときにちょっとうれしいです。あんなのも、自分が気持ちいい瞬間を味わうささやかな幸せだと思います。

2011年8月17日 (水)

文楽 杉本文楽 曽根崎心中

神奈川芸術劇場で行われた

杉本文楽『曽根崎心中』

に行きました。

「見に行った」と書こうとしましたが、かなりの割合で「聴きに行った」とも言えるので、ただの「行きました」にしました。
国立小劇場で見るのと、舞台の作りが違うので随分異なっていました。

天井桟敷とも言うべき席で見たので余計に。
作曲・演出 鶴澤清治とのことでした。誰も見たことのない曽根崎心中のオリジナル。

2008年に黒部で初版完全本が発見された、というのは、驚きです。
まだそんな「発見」なんてことがあるのかと。

文楽の人たちは、いつも感心しますが、この公演でも
熱演でした。

この高等な技術を毎日の血の出るような稽古で身につけたんだろうな、ということがこちらに伝わってきます。

豊竹嶋大夫の天満屋の段は、清治さんという弾き手の横で、もはやさらさら流れる小川のような、自然な語りとなっていたような気がしました。

「嶋大夫だ。そう思って心して味わっていこう」

と始まる前に思っていたにもかかわらず、

話のなりゆきに引き込まれて

はらはらしたり笑ったりしているうちに、

嶋大夫清治の二人が引っ込んでいっちゃった〜・・

という感じでした。
たった3日間の公演でした。
9月には通常の国立劇場での公演も控えている中、出演者の人たちはさぞ稽古もたいへんだったと思います。
9月もまた熱演を楽しみに劇場へ行くつもりです。

2011年8月15日 (月)

ラジオが好きだ

ラジオが好きだ。

20代、30代、そして、40代もこの間までは、外に出ることの多い生活だったので、ラジオは、聞ける機材さえ家になかった!
(家の中をよく探したら携帯用ラジオがひとつと、非常用懐中電灯についてるラジオはありました)

そこで、ラジオが聞きたくなったとき、ヨドバシカメラのカードについてたポイントでCDラジカセを新しく購入したくらいです。

聞き始めてすっかりラジオ党になりました。

そんなとき、
NHKアナウンサーの村上信夫さん著『ラジオが好き!』
を本屋さんで見かけて買いました。

ラジオは、いろいろな人からお便りが来てそれを紹介することも多い。

「こんなに幸せ!」という内容もあるにはあるが、そういう明るいだけの話題は、それほど魅力がない。

日常のささやかな風景、記憶の彼方にいる人々の姿、

という話は聞いていて心に沁みます。

「まだ寒い日々ですが、わが家の庭にメジロの夫婦がやってきました。日

射しにメジロの緑色の体が映えて、春が近いことを感じます・・」

というなんでもないお便りが、

日本のどこかで、そういう光景が繰り広げられていて、それをながめている人がいるんだな、と想像することが楽しいと思う。

そして、
その人の家はどんなところかな、

庭にはどんな木があるのかな、

メジロを眺めたのは台所仕事の合間なのかもしれないな、

こたつにはいっている家族の人にメジロが来ていることを言ったかもしれないな、

なんてことも想像したりします。
そんなとき、ある人は故郷の家のことを思い出すかもしれません。
小説の一場面を思い起こすかもしれません。

短いお便りから、いろんな感慨を催させられるのが、ラジオを聞いてみて意外な発見であり収穫でした。

気張った生活の中でしばらく忘れていた感動の涙なんかを浮かべたりすることさえあります。

あの人の投稿をしばらく聞かないけど、患っていらっしゃるんじゃないかと、気に掛けたりする、リスナー同士のつながりもあると、この本を読んで知りました。

顔も知らない人同士が、ラジオの上でどこかの人の暮らしを思い浮かべ、一日のどこかのひとときに相手のことに思いを馳せる、って、なんだかすてきです。

実は昔からあったことのような気がします。

そういう一瞬訪れる心の動きを描いている小説があったような。

そういうことを描ける人が良い物書きだったような。

だれだったのか、思い出したい。

秋山ちえ子さんの『かわいそうなゾウ』の朗読。

毎年8月15日にTBSラジオでやる、と先の本に書いてありました。

そのこと自体は忘れていたのですが、たまたま、9時過ぎにTBSラジオをつけていました。

そうしたら10時から秋山さんの朗読が生で聞けると言っていました。

秋山ちえ子さんは、TBSの『秋山ちえ子の談話室』を通算45年続けた方で、女性ジャーナリストとして先駆者的存在の方。ご著書もたくさん。

『かわいそうなゾウ』は、読んだことがあり、あまりにもかわいそうで、読むが辛いので、朗読も、秋山さんの声を初めだけ聞いてやめとこうか、と思ったのですが、やっぱりおしまいまで聞いてしまいました。

短いお話ですしね。

「13日目に死にました」って、余計な飾りのいっさいない言い方が、悲しさをいっそう掻き立てました。

なんてかわいそうなんだろう・・

なにもしらないゾウが。

動物園の人たちが声を上げて泣いている様子を想像しても、やりきれなく悲しい。

ラジオのいいところは、秋山さんによると、例えば、

「横につながる身内意識が持てること、

想像力を巡らすことができること、

意見を考えることができること、

話し方や声に慣れると安心感がもてること」など。

94歳の秋山さんは、今も毎日2000歩歩くようにしていらっしゃるとのこと。

今朝聞いていると、秋山さんは、

「いまは・・・」という、昔は良かったけど現在は悪くなった、という方向の発言はしていらっしゃらないようでした。

私ごときがたまに、「今は・・」なんて、言ってしまう自分に気づいて反省しているので、改めて、気持ちを入れ替えたくなりました。

長く生きているうちに、成功ばかりでなく失敗も重なり、

やがて失敗のほうが数が多くなってくると、そんなことを言いたくなってしまうのかもしれません。

鎌田實さんの「がんばらないけど、あきらめない」という言葉の程の良さが身にしみます。

明日の成功は今日始まる。

2011年8月13日 (土)

夏から秋の寄せ植え

寄せ植えを作りました。
P1010271
ホトトギス・秋海棠・木賊・露草をちょっとずつ入れてみました。
鉢は、お皿。
土は園芸用に配合してある袋入りのものと、ケト土。
以前住んでいた築60年の古い家で植えていた植物を、鉢に入れて持ってきていたものを分けて入れました。
今は庭はないので、小さな鉢の中に涼を運ぶ緑の空間を創ってみました。窓際に置いて風に揺れる姿に、ささやかな緑陰を想像します。

2011年8月11日 (木)

ネコさんの保冷剤を横取り

きのうより、さらに暑いかもしれないというきょう。sun
きのうだって、うんざりするくらい暑かったのに。
ネコたちのために買った保冷剤。
わたしが横取りして使っています。

P1020340_2 膝の上や下に置いたり、首に押し当てたり。
けっこうヒンヤリして、涼しく感じます。
左の保冷剤を右のバッグに入れると、メッシュでサラッと使えます。
ここ数日の猛暑で、溶ける時間が速くなってます。二つあるので(二匹分あるのでhappy01catcat)交互に氷らせては冷やしております。
ネコはこんなふうに茶箪笥の上で風にあたっています。しっぽがゆらゆらゆれます〜night
P1020338

2011年8月10日 (水)

お茶の間とリビング

昨日書いたテレビ番組のタイトルは「温故希林」でした。
第二回で今度は佐渡へ行って船箪笥などを見て歩いていました。
私も以前、船箪笥を買ったことがあります。
・・と言っても、壊れた船箪笥ですけど
coldsweats01
鍵のかかる前面部分の扉がとれちゃってるので、ただの小抽斗です。
たしかに船箪笥だった形跡だけは認められる、という黒い無骨なもので、今も使っています。
どんな経歴を持つ物なのか。
古いことは古そうです。
上野不忍池の古道具市で10年以上前に買いました。


うちは家の中にそういう古い道具が多少ちりばめられています。
普段は見慣れているのでそれが自分にとって普通です。
ところが先日、学生時代の友人の家へ遊びに行きました。
すると、とっても瀟洒なヨーロッパ風なリビングで、ソファやピアノなどが美しく室内を彩っていました。
まるで別の世界です。
やっぱりああいうのもいいな〜〜heart04と、心がぐらぐらと揺らいでしまいますね。
今どきお茶の間って恥ずかしいよな〜
なんて今さらながら感じまして。
思わず帰宅して「うちもテーブルと椅子買おうか!!」と、本気で口走りました。
2日たったきょうも、その気持ちはまだ30パーセントぐらいは消えずに残っています。
だってやっぱり足も楽だし〜。
だれか来たときもおしゃべりしやすいし。
でも、そうすると、冷蔵庫の位置を変えないといけないかな〜などと、まあ、考えるのもまた楽しいことではあります。
昭和50年代築の家って、お茶の間にもできるしリビングにもできる・・というか、どっちつかずの間取りになっているような気もします。
前に住んでいた昭和20年代築のこの家は完全にお茶の間向きでしたが〜
P1000226 よろしければ昔のページもどうぞ見てくださいね〜 東京古い家ぐらし

2011年8月 9日 (火)

NHK骨董番組を見ました

NHKで、尾久彰三氏と樹木希林が鶴岡に伊万里を見に行く番組を見ました。番組名忘れましたcatface30分番組。
「オギュウ」氏と聞いたとき、知らない人だと思ったら、元日本民藝館の学芸員とのこと。
それならたしか、自分が集めた骨董の写真を載せた著書があって私も見た覚えがありました。
そこで、ごそごそと本棚を探すと、別冊太陽『柳宗悦の世界』の監修にも、そのお名前が見えました。こちらは主任学芸員時代のお仕事らしいです。
番組では、古民藝を集めすぎているこまった人、のようにしてちょっとおどけた役回りを演じていましたけれど。

なにしろ、建坪20坪ほどの建て売り住宅に所狭しと並べられた古い物、という実態が画面に映し出されたところは、われわれ庶民に希望の光をもたらしました。shine
つまり、古民藝愛好者には稀な、うちとおんなじくらいの家だ!という光です。

ところで、鶴岡という土地には伊万里が多いというのは骨董愛好者には常識になっているそうです。街歩きをしたら楽しいことでしょう。
土地の人が使っていた古いものを、街の骨董屋さんに売りにきた品物って、生活の匂いが伝わってくるようです。
どんな職人さんが焼いて、
どんな商売の家で使われたのか、
どんな食べ物が盛られ、
もしかしたら「くらわんか皿」として河原に捨てられてしばらく雨風にさらされていたこともあるのか、
または、街の家の台所で戸棚から出しては使われ、川の水で洗ってはしまわれて、何十年もの間を過ぎてきたのか・・
そう考えると小さな皿一枚から、想像はふくらんでいきます。
骨董の魅力は、私にとってはそんな部分にもあります。

番組の中で「Milk」という、一見ふつうの、道路沿いの喫茶店が紹介されました。
その店のマスターが伊万里収集家で、店の奥にギャラリーを併設して売ってもいるとのこと。落ち着いた感じのそのスペースは、ちょっと外からのイメージと違うものでした。
その様子を見て、以前、古本屋さんが本を買い取りに個人の家に行く話を読んだのを思い出しました。
外から見て随分立派な「豪邸」であるにもかかわらず、蔵書がノウハウ本や百科事典や雑誌ばかり、という家がある。
一方、小さな、崩れそうなあばら屋で、「これは・・」という古書の数々や読む人の人柄が偲ばれる立派な蔵書が並んでいる場合がある、という内容でした。
もちろん、外見と中身が一致していることだってたくさんあるんでしょうが、ゆかしい話で、あばら屋派としては、せめて蔵書は!なんて思って励みになるお話ではありました。
confident

古民藝を使って味わう。そうして、良き物のエッセンスを心身に吸いこんで暮らしたいと思いましたし、骨董屋さんや美術館に行きたくなりました。

2011年8月 7日 (日)

おじいさんに歴史あり

近くのお店でこれまで5、6回会ったことのあるおじいさんがいます。
焼酎を1杯飲んで間もなく帰って行っちゃうし、いつもにこにこ挨拶とそのほか二言三言交わす程度でした。
おじいさんはそのお店の昔馴染み、わたしは新顔ですし。
でも、先週あたり、首のあたりが痛いんだよ、と元気のない顔で言って、焼酎も飲まずに帰って行きました。
なぜか、テリヤキチキンサンドを「食べな」と言ってわたしにくれて。
そうそう、その翌日、お互い自転車に乗って通りがかりに、こっちが
「おいしかった、ごちそうさま〜。でも高かったんでしょ!」
と言うと
「にーにーだよ」
とにっこり言っていました。
そしたら昨日、たまたまわたしがお店にいると、おじいさんが近所のおばさんと二人でふらっと来ました。
おばさんが
「ずっと元気でいてくれないと困るんだから」
とかおじいさんに言っているのが聞こえたので、思わず二人のテーブルに近づいて話に耳を傾けました。

おじいさんは昭和2年生まれで、小さいころにお母さんが亡くなったそうです。
家は雪が谷大塚でした。
当時お母さんの妹が三河島にいて、だれかが幼いおじいさんをその妹さんに会いに連れて行ってくれました。
子どもだったおじいさんはお母さんそっくりな妹さんを見て
「お母さん!」
と言って抱きついて行ったんだそうです。

切れ切れな話でしたが、このおじいさんの子どもだったころの姿を思い浮かべて、かわいそうでなりませんでした。
一緒にいたおばさんもわたしも泣いちゃってたいへんでした。
おじいさんもつられて涙を浮かべていたようでした。
聞くとおじいさんは痛風なんだそうで、近所の人たちも知っていて気遣っているようです。
店の主人も、あれは大根おろし?痛風にいいらしいから、っておじいさん用に作って出していました。
大田区の千鳥町で朝5時半からもくもくと道を掃いているおじいさんだそうです。ぜったい元気でいてもらわないと困る!と、大勢の人が思っているおじいさんです。
このおじいさんの歴史、もっと聞きたくなりました。

井上ひさしさんの文章で、
「今までは、自分で書ける人が残していく、あるいは功成り名遂げた、いわゆる偉い人のそばにいた人が書いていく。眺め返せば、そういう人たちが書いた『歴史』で歴史的事実が作られてきたのですね。
 ところが、その同じ時代には他にも大勢の人たちが生きていて、(中略)文字にする機会がないまま普通の人が亡くなっていくのは歴史にぼこぼこと空白ができていくことと同じです。」(『日本聞き書き学会会報』vol1)
というのがあります。

普通の人が何を考えてどう暮らしていたかは、歴史の大事な部分を占めているんだ、というとらえ方に私は賛成です。
映画なんかで昔の街の様子や言葉つきが伝わることがあって驚くことがままあります。
それと同じ方向性で、もっとたくさんの人の生きた跡を残していきたいと、このごろとみに思っています。

大森あたりにはなんだか苦労人がいっぱい生きているし。

2011年8月 5日 (金)

宮沢賢治の雨ニモマケズ

「音読の会」という集まりに参加しました。月に一度、誰でもデーを設けているという告知を見たので。近くの区民施設が会場でした。

その中で、岩手出身の方が宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を音読されたのを聞いて、感動・・衝撃を受けました。
考えてみれば、この詩(かどうかは論議もあるそうですが)は、こういう訛りのある言葉から書かれたものだったのです。
宮沢賢治の頭の中には、こういうアクセントとか抑揚の言葉があったんだな、と改めて気づかされました。
そして、その訛りで「雨ニモマケズ・・・そういうものにわたしはなりたい」を聞くと、なんとまっすぐな叫びだろう、なんと静かでありながら強い願いだろう、と心にずっしり響いてきました。
訛りって、ほんとにいいもんですね。
この叫びはやっぱりこの訛りで再現されなければならない、と涙が出そうなほどに思いました。

2011年8月 3日 (水)

リブロ池袋 夏の古本まつりへ

1日に池袋リブロ古書展に遊びました。
毎年訪れて楽しんではいますが、今回はとくにおもしろくて、
会場にはいって最初の棚だけで20〜30分は眺めていました。
今回も映画関係の本をテーマに持ってきているお店があるようで、
古い日本映画の監督についての回顧や、作品制作時の思い出のような、映画関係の人々による著作がたくさん見られました。

図書館で読める本は基本的には買わなくてもいいや、と思っているんですが、本は出会いで、実際その本が図書館にあるとしても、忘れちゃったりいろんな理由で結局読まなかったりすることもあって惜しいので、古書展ではそのあたり迷います。

古い日本映画もののほか、歌舞伎や文楽や新派などのお芝居ものも好きです。最近、『演藝画報』を見なくなってしまったけど、どこへ行っちゃったのかな〜と思っています。そのほかの分野では、近代文学ものはやっぱり多くの古本好きの人々同様に気になります。

1日は、あまりのおもしろさに夢中で棚から棚を目を皿にして歩き回りましたが、3分の2ほど見た時点で、目と足の疲れを覚え、かと言って、いくらなんでも全部見ずに帰ることはできず、近くのカフェドクリエでコーヒーを飲んで休憩を入れました。10分ほど深呼吸したり背中を伸ばしたり目を押さえたりしたあげく、またいそいそと会場へ戻りました。
どのお店も知らないお店ばかりだと思うとよけいに目が離せない気持ちになります。

目録の表紙の「夏の古本まつり」というタイトルの上に「宝さがしのようなワクワク感をあなたに!!」とある言葉にかなりぴったりくるうちの一人でしたね、確かに。
ちなみに「古本祭り」と「古本まつり」は、どっちが
うきうき感を高めるだろう・・?「祭り」もけっこういい雰囲気を出すように思う。
今回購入した本は、休憩前に

集英社新書『天才アラーキー写真の方法』
林えり子聞き書き『宵越しの銭』河出書房新社
朝日文庫 池波正太郎『私の仕事』
『現代俳句文学全集 久保田万太郎』角川書店
休憩後に
「彷書月刊」2005/5
山川静夫『そうそうそうなんだよアナウンサー和田信賢伝』岩波書店
渡辺保『名女形・雀右衛門』新潮社
『文楽 吉田玉男』演劇出版社
でした。
ほしい本を安く買えてうれしい気持ち。
『文楽 吉田玉男』が重くて帰りがたいへんでした〜。
それにしてもこれだけに絞るのが辛かったです。最後に、もうどの棚も見たとわかってはいても、まだ未見のところがありはしないかと未練が残るほど楽しい催しでした。
happy01

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