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2011年10月27日 (木)

寄席のお話 ラジオで寄席の出囃子の話を聞きました 矢野誠一さんでした

お掃除しながらラジオをつけていたら、

寄席の話題が耳にはいってきました。

野崎村のお囃子を桂春団治が使っていたときは

聞くと芝居が始まるときのようにパーッと明るく華やかな感じがした。

そして、その同じお囃子を桂文楽が使ったときは、

能役者のようにしずしずと出てくる

黒紋付姿の文楽によく似合っているように感じた、

というんですね。

わかる気がします。

聞く方の経験や意識によって、

同じ音楽がまるで違って聞こえてくるんですね。

お芝居や落語などはそういうことがまた、

何度見ても何度聞いても

飽きるどころか味わいが増していく

ひとつの要素なんだと思います。

野崎村の音楽は

これから死のうとする男女二人が

上手下手に分かれ分かれに、舟と籠で舞台から去っていき、

それを見送るかわいそうな田舎娘が父親と二人、

そこに残されるという、

涙なくしては見られない場面なのに、

音楽が早間で明るいもんだから、

余計に悲しみが際だたされるというところ。


それから、古今亭志ん生の出囃子がかかりました。

これを聞いただけで、お客が笑顔になって、

期待の拍手が力強く響くという稀有な現象がいつも起きていて、

弟子の人が、

このときほど志ん生の弟子でよかったと思うことはない、

と言っていたんだそうで。

実際、わたしも
志ん生の落語をテープで聞きますが、

テープでさえ、お客さんの拍手があらしのように鳴って聞こえます。


きょうは番組を、

お掃除をしながらなんとなく聞いていたにすぎないんですが、

興味があるのであとで調べてみると、

NHKカルチャーラジオ「芸術その魅力」という番組でした。

曜日や時間を調べて今度は
真剣に聞きたい!

そうして、聞いているあいだ中、わたしは、

話し手は柳家小三治さんだと思っていたら・・

さにあらず・・矢野誠一さんでした!

小三治さんの声をそれほど聞き慣れているわけじゃないけど、

似てないかい??

以前、小林秀雄の講演テープを聞いて、

志ん生の声と話し方に

「似てないかい?」

と、思ったことがあるんだけど、

だれかそれに共感する人いないかな〜

いや〜、いい番組を聞いて、朝から気分が楽しくなりました。

志ん生の出囃子を聞く人々のように、

現在、顔が笑顔になってます。

古書展で買った

矢野誠一著『さらば、愛しき藝人たち』

を読みたくなって出してきました。

ルンルンnotenote

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