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2012年1月 1日 (日)

古いものを守るときに起こる問題

古き良きものが、あまりにも簡単に失われてしまうのを防ぎたい。

紅白歌合戦の司会を昭和50年代ごろ何年にもわたってなさっていた

元NHKアナウンサーの山川静夫さんは、

今はエッセイストと呼ばれて多岐に活躍中です。

そのエッセイの中で、古いものを守るときに起こることに言及しています。

「釣瓶鮓」(『ふれあいの海で』)

奈良の吉野の里、下市の「弥助鮓」のことについてです。

お芝居「義経千本桜」の作者が

この店をモデルにして書いたというくらい古い歴史を持っている鮓屋さん。

しかし、山川さんがこのエッセイを書かれた平成3~4年の段階で、

すでに昔どおりの名物釣瓶鮓はほとんど作られなくなっていたという。

その理由が鮓を作るのに使う桶を作る職人さんが

年老いてできなくなったことだというのだ。

桶に鮎と酢飯を交互に詰めて上から強烈な圧力をかけて、

いわば今でいう「真空バック」状態にして作るこの鮓には、

その力に耐える桶が必要だった。

山川さんが「実演」として見た製法はきわめて魅力的なもので、

このまま消えていくのかと思うと愛惜の念に堪えないと書かれている。

古いものを守りたいとだれかが思うときには、

もはやその古いものが消えかかっているからこそ

そういう念が起きてくるのだというのが真理なのだろうか。

後悔してから対策を立てるというのはふつうは遅すぎるのに、

古いものを守るときばかりは

それがしかたないことになってしまうのか。

人の叡智を古いものの保存のためにももっと使おう・・と言いたい。

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