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2012年3月16日 (金)

南部古書会館、均一コーナーから始めました

五反田にある南部古書会館の
古書展に初めて行きました。

大森に引っ越してから、
一番近い古書会館なのに、
なぜか行ったことがなかったのです。
自転車で行ってみました。

大森からだと、旧東海道をたどって北品川まで行き、
そこから御殿山→八ッ山通りと進むことになります。

旧街道だけあって、楽しい眺めが続き、飽きない経路。

古書展は、
外の均一コーナーがほとんど200円、たまに300円という値段。

わたしの好きなお芝居、演芸、近代文学、着物、骨董・・
なんていう分野の本がけっこう並んでいたので、
あちこちに目がいきました。
あまり寒くなかったですし。

久保田万太郎全集の14巻、俳句の巻も
200円で出ていました。
全集の端本を1冊ずつ集めるのって、
ちょっと魅力的だと思います。
が、久保田万太郎俳句については、
昭和33年発行の現代俳句文学全集のうちの1冊と、
その他何冊か持ってるしな~ と思って
今回はやめときました。
どの句がはいっていて
どの句がはいっていないかわからないんです・・

今回購入したのは、
『放送よもやま話』
坂本朝一(当時のNHK会長)昭和56年 あずさ書房発行
200円

放送関係の古い人たちの話は、
今では考えられないような
草創期の現場の様子が描かれていて
読んでおもしろいものが多いです。

坂本氏は演芸課長もつとめていたとのことで、
歌舞伎関係の放送のことも
書いてあので、とくに読みたくなって買いました。

初代吉右衛門が亡くなったとき、
和歌山県に住むあるご老人から、

「放送でしか接したことはないが
吉右衛門氏が名優であることを知り、
欠かさず放送を聴いていた。
ラジオがあってのことだと
放送関係者にお礼を申し上げ、
併せて故人の冥福を祈りたい」

という投書をもらった。
改めて放送が担うことのできる大きな役割を思い
頭をガンと打たれるような感動を覚えた、という。

ほかにも、
吉右衛門直筆の短冊をせしめようとして失敗した話や、
能の梅若万三郎氏に
もう少しマイクに近づいてほしい旨言おうとしたが、
芸の最中の張り詰めた空気に、
とうとう言うことができなかった経験などが
書かれている。

放送を通じて語られるいろいろな人の思い出が
無類におもしろい。

自転車で行かれるとわかると
これからまめに出かけたい気になります。

ほかに中を見た本で印象に残っているのは・・

関洋子『再会の手帖 また逢いたい男たち』
中村勘三郎『やっぱり役者』
久保田万太郎『萩すすき』
市川猿之助『猿之助修羅舞台』
永井龍男『石版東京図絵』
昭和27年の『歌舞伎の友』

などがありました。

古本を古本の山から探す時間は至福・・

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