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2012年3月14日 (水)

井伏鱒二対談集 永井龍男や尾崎一雄と

『井伏鱒二対談集』 を久しぶりに読みました。

永井龍男との対談で、
井伏氏が志賀直哉の原稿を2種類持っている話になり、
「二つも持つとは不届き千万」
と永井氏が言っているところがある。

志賀直哉って、そのあたりの人々にとっても
崇拝の的だったわけですね。

志賀氏が亡くなった直後に行われた対談のようです。

思えば、志賀直哉が亡くなったのは昭和46年で、
わたしが子供のころの文学全集の編集人に
はいっていたのを覚えています。

古~い人でもあり、この間までいた人でもあるわけです。

それから、本のインキのにおいをかぐっていう話が出ています。

わたし、なぜか小さいときから
その習慣を持っていたので、
ひどく共感します。

新しい本を買ってもらったときとか、
新学年で新しい教科書を配られたときとか、
それぞれに違うにおいがするのが
嬉しくってたまりませんでした。

何度も鼻の前でぱらぱらめくってみたものです。
今でも新しい本でそれをすることはしますけど
、たしかに昔より本のにおいは薄くなりましたね。

昭和47年当時で、すでにこの二人は
「いまインキの匂いしないのじゃない?」
と言ってますから、さもありなんです。

インキの質が良くなっちゃったんですね、きっと。

わたしなどにとってみれば味気ないです~ 


尾崎一雄との対談では、
井伏氏も
娘義太夫を聞きに行っていたことが話されていました。

志賀直哉が娘義太夫をききに行っていたことは
読んだことがありましたが、
やっぱり大正の中頃、井伏さんも行っていたんだ! 
と、妙にうれしかったりします。

歌舞伎座へ行った話も出てくるから、
やっぱりお芝居も見ていたんだと、
これもうれしいです。

永井龍男が波多野完治の家で
初めて小林秀雄に紹介されたときのこと、
っていうのもあったりして、可笑しいです。

波多野が
「小林という一高の同級生でちょっと変わってるやつだけどもいいかい」
と言って
訪ねて来た小林秀雄のことを予告し、

そのあと、髪モジャモジャの小林が部屋にはいってくるのです。

ほかに対談相手に、深沢七郎や開高健、安岡章太郎、三浦哲郎らがいます。

文壇の思い出話を読むのは、
役者さんの芸談を読むののつぎぐらいに好きです~ 
おもしろくって。

古本でそれらを買うこと、けっこう多いかも。

井伏さんの著書も 井伏さんについて書かれた本も、 どちらもたいていおもしろいです。

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